更新日:07.12.3 
農家のお年寄りが「わたしの村が無くなる」とつぶやいた
それ
が農の写真を撮るきっかけになりました
そして
農の危機的現状を知ることにも…

 近郊の農家を撮り続ける高橋淳子さんは、演歌歌手や会社員を経て1994年に趣味で写真を始め、その後自ら主宰する写真サークルで風景を撮っていましたが、現在は“農を撮る”写真家としてフリーで活動。雑誌、農業関係団体・企業、一般企業、学校に広く写真を提供する他、写真展や講演を精力的に行っています。

6月8日(金)〜14日(木)まで、富士フォトサロン・東京にて写真展『東京「農」23区』を開催。

Photographer 高橋淳子 Official Site



被写体として農家に興味を持ったのは…
 市町村合併で「私の村がなくなる」とつぶやく農家のお年寄りとの出合いがきっかけでした。その一言から
“農”をテーマとして撮り始めるようになり、それ以来、古くからの地域の行事や祭りが失われるのでは…という危機感とともに、そこで生きる村人や農民の暮しぶりを知りたいという思いで写真を撮り続けるようになりました。

撮影で300人以上の人と出会い、
写真を通じて日本の農の現状を知ることに

 そこには高齢化と後継者不足、安い農産物の輸入拡大と消費者の求める食材の変化による減収にさらされる農家の厳しい現状がありました。それでも、農産物という命を育てる農民は、明るくたくましく誇りを持って生きていて、「いつもこちらが元気をもらう」と高橋さん。

写真展「東京近郊で生きる農民たち」を開催、写真集「東京近郊農家」発刊 
 「“農”は健康や命にもかかわる重要課題であり、地球の命にもおよぶことなのに、私たちは余りにも無関心ではなかったか」という思いにいたり、「農業が、労働力に見合う収益がある将来性のある職業として支持され、後継者や新規就農者が育ってほしい。多くの方たちに、私たちの“食”を提供している“農”の現状に目を向けてもらいたい。」と、2004年2月ペンタックスフォーラムで写真展「東京近郊で生きる農民たち」を開催します。(写真展紹介記事:2004.02.04 東京新聞
 さまざまなメディアでもとりあげられ、想像をはるかに超える大きな反響がありました。同年末には東方出版より写真集「東京近郊農家」を発刊。その後も写真を通じて日本の農の現状を伝える他に、高校、大学、市民大学、地域集会、農業関係団体等で“農”の果たす役割や重要性について講演も行っています。

写真展『東京「農」23区』を開催、写真集同時発刊 
 先の写真展「東京近郊で生きる農民たち」から間もなく、次は都市に息づく農業の姿を求めて「東京23区内すべての「農」の姿を撮ろう」と動き始めます。「東京23区の農は色々な側面があり、農の縮図がある。」と面白さを感じられたものの、纏め上げるのはなかなか大変だったそうです。
 2007年6月富士フォトサロン・東京/スペース2で写真展『東京「農」23区』を開催、そこでは都会の「農」の姿、都会の者でさえも気付かなかったもう一つの東京の姿が展示されました。●
 今回の撮影で感じたのは、都会でも「農」を核とした人々の絆があり、人間として失いつつあるもの、人間として失ってはいけないものがそこにはあるということでした。
 訪れる人の多くは、都会に住みながらも案外気付いていない小さな「農」の営みに気付かされるでしょう。“一心に茄子を収穫する少女”は際立って印象的で、この少女の姿に多くの事を感じるのではないでしょうか。
 同展示には、同時発行された写真集に掲載しなかった作品を多く心掛けたそうで、23区の「農」の概要が把握できました。撮影地マップや撮影背景談も掲載された写真集では、人々の農と関わる様子が記録され、身近な事として「農」を感じることができます。
 高層ビルや高層団地を背景にした「農」、最新技術での屋内の「農」、地球温暖化防止のための「農」など、都会での姿を紹介。都会の中で「農」に関わる人々の心意気や「農」の魅力を発信することで、「農」への関心を呼びかけています。




●写真展/2007年6月8日〜14日●



DMより『東京「農」23区』開催情報


高橋淳子写真展『東京「農」23区』ご案内より

かつて日本農業の発信地であった東京。冷たいと思っていたコンクリートジャングルといわれる大都会の中でも「農」を核とした人びとの営みが予想以上に多くの絆を作り出していました。「農」は作物を作るだけにとどまらず、心を豊かにし、真の強さを育て、人の絆を深め、そして地球に優しいものだと思います。この写真展が東京の「農」の果たす役割を改めて見直すきっかけになればと願っています。


個展に先立ち高橋さんより特別公開!
「都電荒川線脇の田んぼで祭に鳳凰がくわえる稲を収穫/豊島区」
「都庁前で繰り広げられる「農」の風景/新宿区」






★作品の著作権は、作者・高橋淳子さんに帰属します。無断使用、無断転載は禁止いたします。 Page Top↑


●写真展/2004年2月20日〜3月4日●



DMより「東京近郊で生きる農民たち」撮影者コメント


★作品の著作権は、作者・高橋淳子さんに帰属します。無断使用、無断転載は禁止いたします。 Page Top↑


― 出版物(写真集)

『東京「農」23区』 2007年 6月・文芸社

『東京近郊農家』 2004年12月・東方出版


インタビュー 記事・写真 ―
 掲載サイト
「農業写真家・高橋淳子の世界」食の王国「フードボイス」
「やるからには一流になりたい」キャリナビ
「東京近郊で生きる農民たち」Webギャラリー然
 
 掲載誌
雑誌「フォトステージ」'07年5-6月号(株式会社カメラ情報社):
 [高橋淳子写真展『東京「農」23区』東京の「農」見直すきっかけに]
会報誌「新生」'07年5月号(社団法人 倫理研究所)『日々好日』:
 [「農を撮る」高橋淳子]
会報誌「エフクラブ」Number76 '06年3月(全日本カメラクレジットチェーン):
 [「農」への応援歌 東京近郊農家を撮り続ける高橋淳子]
農業共済新聞 '05年7月13日:[写真で伝える農の魅力](写真集紹介)
教育新聞'05年7月7日『円卓』:[梅雨入りの頃]
毎日新聞'05年5月24日『こだわりの人』:
 [感謝込め光と陰に迫る 東京近郊農家を撮り続ける高橋淳子さん]
広報情報誌「JA広報通信」'05年4月号(日本農業新聞)『情報BOX』:
 [高橋淳子さんの写真集「東京近郊農家」]
雑誌「アサヒカメラ」'05年3月号:[高橋淳子「東京近郊農家」]
山陰新聞 '05年2月27日:[満ちあふれる「農」への愛情]
宮崎日日新聞 '05年2月27日:[「東京近郊農家」高橋淳子写真集]
岐阜新聞 '05年2月22日『新刊ガイド』:[「東京近郊農家」高橋淳子写真集]
農経しんぽう '05年2月21日:[「東京近郊農家」写す 高橋淳子さんが写真集]
秋田さきがけ新聞 '05年2月20日:[「東京近郊農家」高橋淳子写真集]
日本経済新聞 '05年2月6日:[「東京近郊農家」高橋淳子著]
日本農業新聞 '05年2月5日:[農家の素顔 写真集に 千葉・沼南町高橋さん]
聖教新聞 '05年1月26日:[「東京近郊農家」高橋淳子写真集]
読売新聞 '05年1月24日:[近郊農家の表情生き生きとらえ]
読売新聞 '05年1月19日夕刊:[高橋淳子写真集「東京近郊農家」]
雑誌「週刊読書人」'05年1月14日『フォト&アート』:
 [高橋淳子写真集「東京近郊農家」]
農業共済新聞 '05年1月2週号「新刊紹介」:[「東京近郊農家」高橋淳子著]
読売新聞 '05年1月5日:
 [“農”を巡る豊かな表情 写真家の高橋さん「東京近郊農家」出版]
しんぶん赤旗 '04年12月19日:[高橋淳子写真集「東京近郊農家」]
農業共済新聞'04年10月2週号『文化』:
 [「農」を撮る レンズ越しに見た農村の現実 高橋淳子]
週刊「JA全農ウィークリー」'04年9月13日号 vol.269『表紙』:写真『「百匠」のひとり』
週刊「JA全農ウィークリー」'04年6月14日号 vol.259『表紙』:写真『「百匠」のひとり』
「POCO21」'04年?月?号「ジパング写真帖2」(首都圏コープ事業連合)
 /『生姜作りと「せんべい」』
「ふるさと広場」'04年4/5月号(都市農山漁村交流活性化機構)/表紙写真『力強く』
教育新聞 '04年3月1日「円卓」/『写真を通じての農』
「日本フォトコンテスト」'04年3月号「THe Guest」/『東京近郊で生きる農民たち』
JA全農ウィークリー'04年2月16日号 vol.246「平成新風」/『農民は美しい』
「フジサンケイ広報フォーラム」??(会報)「この人にスポット」
 /『村のカメラマン高橋淳子さん』
JA広報通信 '04年11月号/表紙写真
 

― 講演履歴
  • 順次掲載中
  • '04年9月16日「農を撮る」/筑波大学生命環境科学研究科
  • '04年7月23日「お年寄りの笑顔が、私を走らせる」/JA千葉中央会農業振興部
  • '04年6月25日「私と写真」/都立台東商業高等学校
  • '04年6月18日「写真を撮る心構え」/JA土浦写真倶楽部(総会記念講演)
  • '04年6月16日「私の写真展」/寿大学(沼南町中央公民館)


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